ある人が亡くなると、葬儀や告別式が行われるが、その時に来る人々や様子ほど、故人の人柄を思わせるものはない。

葬儀の中でも告別式の準備はしっかりと行おう
葬儀の中でも告別式の準備はしっかりと行おう

葬儀と告別式で故人を偲ぶ

近年は孤独死あるいは孤立死というものが問題になっています。
高齢になって、身内が近くにいないとか、何らかに事情で、誰かに死を看取ってもらえなかった人々が増えているそうです。
戦後、核家族が増えて、大家族のよさがなおざりにされた結果でしょう。
亡くなる時は、家族に囲まれ、葬儀や告別式を執り行ってもらいたい、というのは多くの人の願いだろうと思います。
映画「おくりびと」にあったように、主人公の父親が亡くなった後、主人公が役場の人二人が見る中、自らの手で納棺するシーンは、感動的であるとともに、一抹のさみしさが漂っていました。
見送る方も、生前もっと会わせてあげたい人がいたのに、と思いながら看取るのではないでしょうか。

葬儀や告別式には、故人の身内でも予想していなかった、意外な人が弔問に訪れることがあります。
大抵は新聞の訃報欄を偶然見たといって来る人々が大部分です。
故人が生前にお付き合いのあった、子供たちや親戚でも知らなかった友人や知人などです。
そして改めて、故人との思い出を語られると、身内でも知らなかった故人の一面を知って、感慨深い思いを新たにするのです。
特に父母が亡くなった時は、子供としての立場でしか見てこなかった両親の思わぬ一面を知り、生前には持ちえなかった尊敬の念を抱くでしょう。
こうした瞬間は、両親が現世を去ってはじめて、子供が親と対等になり、自分が一人前になる時ではないでしょうか。葬儀や告別式ですごす時間は、故人とのお別れであると同時に、生きている者の出発でもあるのです。

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